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垂直線上のストイシズム
垂直線上のストイシズム (角川ルビー文庫 83-22)
垂直線上のストイシズム (角川ルビー文庫 83-22)
崎谷 はるひ

「平行線上のモラトリアム」の続編です。
相変わらず熱量の低〜い朋樹の気持ちを量りかねている弥刀。
身体の関係は続いてはいても、言葉や態度で補完されることのない行為は、弥刀の気持ちをいつまでも揺らがせ続ける。そして、そんな彼をさらに悩ませるのが、過去の恋の相手である靖那の存在。朋樹への気持ちを試すかのような執拗な靖那の挑発に、ついに乗ってしまった弥刀は、朋樹に対して感情を爆発させてしまい・・・。

前作に引き続きほぼ弥刀視点での進行。
感受性が高く、周りの事象に必要以上の意味を持たせて見つめる傾向のある弥刀からすれば、現実をありのまま捉えようとして、実際にそのとおりに振舞える(ように見える)朋樹の存在は、正反対だからこそ惹かれずにはいられないんだろうななぁと感じました。
また、今作では朋樹の過去が明かされており、彼がなぜあそこまで年齢に似合わず老成した人物となってしまったのか、ならざるを得なかったのか、という理由が分かって、
これまでの彼の言動がストンと納得できるんじゃないかと。朋樹は朋樹で、弥刀の存在によって、己の欠けた部分に気づいていた様子で、ラストでようやくその辺の心情をちょっとだけ吐露してみたり。いや、ほんとちょっとだけですが(笑)。

靖那の人物描写など、いつもの崎谷作品らしく説教臭くて苦手だなぁと思う部分もありましたが、靖那にとって弥刀の存在が救いだったように、全体的に善悪をなるべくぼかして描こうという意図が見えて、その点は読み手としても救いだったなぁと思いました。
糖度はかなり低めですが、心理描写は読み応えがあり、
面白い作品でした。
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